給湯器からの異音がした時の原因と対処法とは
異音が聞こえたら要注意
給湯器から異音が聞こえてくることがありますが、これはトラブルの一つです。
通常とは異なる音が聞こえても問題なく使える状態であれば、そのまま放置して使い続ける人もいるでしょう。
しかし、大きな事故につながる危険性があるため、なぜ異音が聞こえるのかという原因や対処法を知っておきましょう。
原因は異音の種類によっても異なります。
稼働中にボンッという破裂音、爆発音が聞こえる場合は、給湯器内で不完全燃焼を起こしている可能性があり、状況がひどくなると窒息事故や中毒事故に発展する恐れがあるため、使用を中止して修理をする必要があります。
給湯器の修理は危険が伴うため、素人が勝手に行うのではなく業者に依頼しましょう。
ピーという共鳴音が聞こえる場合は、ウォーターハンマー現象が発生し、内部の配管が故障している可能性が高いです。
配管内の圧力を下げる必要があります。
業者が到着する前に行うべきこと
寿命が原因で音が鳴ったときは、修理をしても再び別の箇所で不具合が起きるリスクが高いため、交換することをお勧めします。
給湯器の寿命は10年が目安です。
あくまでも目安であるため、10年を経過していなくても酷使していれば、早い段階で寿命を迎えます。
一台は決して安くはないため、定期的にメンテナンスをして少しでも寿命が延びるようにしましょう。
このように、異音には様々な種類がありますが、全てトラブルが起きている証拠であるため、対処法がわからなければ業者に相談をすることが大切です。
また、業者が到着するまでに行うべきことがあります。
はじめに電源を切ってください。
どのような事故につながるかわからないため、無理に使ってはいけません。
安全装置が作動していないからといって使っても問題がないというわけではないため要注意です。
安全装置が作動せずに大事故につながったケースもあります。
次に、ガスの臭いがしないか確認します。
臭いがする場合は、すぐに窓を開けて換気をしてください。
換気扇を回して換気をしようとする人もいますが、配線やモーターから着火する可能性があるため、換気扇を使うのは間違った対処法です。