給湯器のサーモスタットについて
サーモスタットとは何か
キッチンや風呂場では温水が出るようになっていますが、これは給湯器にサーモスタットと呼ばれる温度調節器が備わっており、これによって熱エネルギーを制御して適切な温度を維持しています。
これまでの多くはサーモスタットが付けられておらず、水色、黄色、オレンジ色などの色表示されたダイヤルで温度調整をしていました。
こういった仕組みは、外気温や水道水の温度によって毎回調整する手間があったのです。
しかし、サーモスタットは調整ダイヤルに数字が表示されており、この数字に設定することでいつでも同じ温度のお湯を出すことが出来ます。
これだけ便利なサーモスタットですが、長年使用していると故障してしまうのです。
故障には大きく4種類のパターンがありますので、修理方法について知っておきましょう。
故障に合わせた修理方法
サーモスタットは故障ではなく給湯器の設定温度が低くなっていることで、お湯が出なくなることもあります。
そのため、まずは給湯器の設定を確認しましょう。
給湯器が42度に設定されていると、42度以上のお湯は出なくなってしまいます。
そこで、給湯器の設定温度を高く設定してください。
これによってお湯を出すことが出来ます。
そして、温度調整ハンドルが故障していることもあります。
ハンドルには数字が記載されていますが、40度に設定していたとしても40度にならないこともあるのです。
ハンドルの調整方法は取扱説明書に書かれていますので、それを参考にして調整をしてください。
それでもお湯が出ない場合はハンドルの故障が考えられるので、専門業者に修理を依頼しましょう。
また、水圧が高過ぎることで調整が出来なくなることもあります。
そのため、止水栓を絞って水圧を下げてください。
さらに、サーモバルブが故障している可能性も考えられます。
これを修理するにはサーモバルブを交換しなければなりませんので、まずは止水栓や元栓を閉めて水を止めてください。
ハンドルとナットを外すとサーモバルブの軸がありますので、その軸を引き抜いて故障したサーモバルブを引き抜き、新しいものと交換しましょう。
修理が難しい場合は専門業者に相談してください。