給湯器を利用してお湯が濁ったら
お湯が白く濁る原因
給湯器は日常生活に欠かせない設備ですが、給湯器で沸かしたお風呂のお湯が白く濁っていたという経験がある人もいるのではないでしょうか。
この濁りは、給湯器に原因があるのか、水質が悪いのか、自然現象なのか迷うものです。
濁りがあったからといって、給湯器に原因があると決めつけてしまうと、給湯器の故障が原因ではなかった場合に無駄な出張費や点検費がかかってしまうため、注意してください。
特に、冬など寒い時期に白く濁ったようなお水が出ることがあります。
水は圧がかかると空気が溶け込みやすくなるといった性質があり、蛇口を閉めていると配管内の水に圧がかかってしまうのです。
そのため、空気を大量に含んだ状態となり、蛇口を開けると急激に減圧されて水に溶け込みきれなかった空気が溢れて白く見えます。
この場合は、給湯器に原因があるわけではないため、しっかりと見極めることが大切です。
水の濁りを見分ける
水の濁りが、空気か汚れかを見分ける方法があります。
それは、透明のグラスに水を注ぐだけです。
水質に異常がある場合は、時間が経っても濁りが消えません。
給湯器や配管、水質などの影響を受けて水が白く濁っている可能性が考えられるでしょう。
時間が経つとグラスの水が透明になったという場合は、空気が溶け込んでいるだけです。
空気は無害であるため、問題ありません。
給湯器が劣化していたり、寿命を迎えるとお風呂のお湯などが白く濁るといった現象が発生しやすくなります。
濁りだけでなく、ガスの臭いや酸性のようなきつい臭いがある場合は、修理や交換が必要です。
使い続けると事故につながる可能性があります。
普段からこまめに掃除をしていても、白く濁ったお湯が出る場合は、給湯器の業者に連絡してください。
一般的に、給湯器の寿命は8年から10年だとされています。
長持ちしても15年程度でしょう。
頻繁に給湯器を使用する場合は劣化も早い傾向にあります。
定期点検をすることや、メンテナンスが欠かせません。
給湯器を10年以上使用しているという人は、一度、給湯器の業者に異常がないか点検してもらうと安心です。