給湯器の不完全燃焼による危険性とは
注意したい不具合
給湯器の不具合はただ稼働しなくなるだけでなく、一酸化炭素中毒の危険性があるため放置してはいけません。
給湯器による一酸化炭素中毒は不完全燃焼が起きることが原因です。
一酸化炭素には臭いや色がないため気がつかないで使い続けたことによって亡くなる人もいます。
では、どのように見分ければ良いのでしょうか。
不完全燃焼を起こしている時は、通常、青色の火が赤になっていたり、異臭、目にしみる、たまに火が消えたり完全に消える、黒い煙が出ているのがサインです。
このような状態を見逃してしまうと頭痛、耳鳴り、めまい、吐き気、痙攣などを起こす危険性があります。
中毒の疑いがある時はすぐに治療しなければなりません。
特に、高濃度を吸収した場合は危険です。
0.04%までの濃度であれば5時間以内に頭痛が起きるでしょう。
さらに濃度が高くなると数十分程度で症状が発生し、30分程度には死亡する可能性があります。
1.28%以上にもなると3分いないに死亡する可能性が高いです。
このように命に関わることであるため中毒は甘く見てはいけません。
予防するために
給湯器の不完全燃焼を防ぐためには使用時の注意を守ることが大切です。
間違った使い方をすると発生する可能性があります。
例えば、スイッチは完全に押しきる、火力コントロールは目で確認しながら行う、長時間使用する際は立ち消えが起きていないかなど確認しながら使うようにしましょう。
また、最近不具合が多いなどと、調子が悪いようであればすぐに業者に調査をお願いしてください。
何もしていないのに火が消えることがある、お湯の温度が不安定、ぬるい、そもそもお湯が出ない、エラーが起きる、臭い、普段とは異なる音がする時は要注意です。
まだ使えるだろうと思っていると大きなトラブルに繋がるかもしれません。
不具合の原因が寿命によるものであれば、お金はかかりますが新しいものと交換した方が安全です。
寿命に近くなくても予防をするために安全装置が正常に稼働しているかのチェックも欠かせません。
定期的に点検を行って、異常が起きた時に警報音がしっかり鳴るようにする必要があります。